アジスロマイシンは相互作用が少ない

アジスロマイシンは現在の淋病治療の際に最も利用されている医薬品であり、効果が非常に優れているという定評があります。
そのため全国各地の泌尿器科で淋病患者の治療を行うという際にはアジスロマイシンが利用されることとなるのですが、アジスロマイシンが淋病治療に採用された理由は「効果」だけではありません。
淋病治療のための医薬品として採用された大きな理由の一つが「相互作用が少ない」ということです。
この相互作用は「薬物相互作用」と呼ばれる作用で、複数の薬物を併用した際に薬効が弱まったり、強くなってしまったりする有害な作用のこととなります。
例えばAという薬を病気の治療のために服用する際、普段から服用している整腸剤であるBという薬を同時に服用してしまったためにAの効果が弱まるというような効果です。
こうした「効果が弱まる」という程度であればさほど問題はありませんが、薬物の効果が本来あるべきレベル以上に強化されてしまったりすると、体に対しては非常に重い負担がかかることとなります。
また薬物の種類によっては心臓発作や呼吸困難などの甚大な健康被害が発生することもあり、そうした相互作用を引き起こす組み合わせは「禁忌」と呼ばれ、絶対に避けなくてはならないものとなります。
この相互作用は医薬品が処方される際に必ずチェックされなくてはならない部分なのです。
しかしアジスロマイシンの場合、こうした相互作用がほとんどありません。
一部の胃腸薬を併用すると効果が弱まったり、抗血栓薬や免疫抑制薬、強心薬といったような医薬品と併用するとそれぞれの作用を強化してしまうことがありますが、そうした医薬品を除けば、相互作用が発生することはほとんどありません。
そのため事前に服用している薬の内容さえ確認しておけば効果のコントロールがしやすく、安全に処方することができるということになるのです。